神楽坂/キイトス茶房

小腹と心を満たす書斎的食堂的珈琲店日和 “Pax intrantibus, Salus exeuntibus” book cafe

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キイトス茶房(Kiitos Cafe General Store)の催しもの案内

■キイトス・コミューン
第9回キイトス散歩は、2014年1月18日の土曜日開催予定。新宿山の手七福神開運ウォーキング。

■キイトス倶楽部
 会員になると茶房にある書籍、DVD、CDから1点だけど、店外使用出来ます。無料。現在の会員数1255名(脱会者等を含む通算数)

■キイトス・ギャラリーのご利用案内
2010年より、A使用=無料。但し、作家さんのDM作成と切手貼付200枚納品が必要。B使用=有料。半月20000円。作家さんのDM作成と切手貼付200枚納品は不要。会期中の作家さんの飲み物代無料。どちらかのコースを選択の上、ご利用いただきますようお願い申し上げます。詳細は電話ください。03-5206-6657


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平和を祈念する日
自宅の近所にある薬師池公園で咲いていた蓮の花です。この公園では、以前、100年前の蓮の花が咲いたことがありますが、これではないと思います。こういう花は癒されます。
 さて、今日は終戦記念日。ニッポンの兵士約2,300,000人が亡くなり、民間人約800,000人が亡くなり、中国では1000万人が亡くなった未曾有の戦争が終わった日。ニッポン人が一番忘れてはいけない日だろう。正午には永久不戦を想い黙とう。
 ぼくが人生の中で一番恥ずかしい時期は、軍国少年だった頃。部屋の壁には「日の丸」掲揚。「八紘一宇」のスローガン。このスローガンは、天の下では全ての民族は平等である。天下を一つの家のようにしようという意味の、ニッポンの戦争遂行した者たちの戦争思想なのだが、深い理解もなく言葉に酔っていた。早熟だったんだろうか。皇国の民として尊皇愛国、民忠報国の赤心を持ち、勅諭、勅語を常に奉載して、一死君国に奉ずる精神を磨くといった教育が、ガキの頃からなされていた戦前のニッポン。天皇=神という思想をどのように為政者が民に知らしめていったのかが、今でこそ一番の関心事ではあるが、軍国少年の転換は、高校入学して皇国史観に疑問を持つ時まで続いていた。
 軍国少年、赤面青年、ホモルーデンス中年を経て、今、午後に昼寝だけがしたいが出来ない加齢臭を気にする初老。精神的支柱は、軍国少年時の真逆の日本国憲法第9条に至る。66年前の当時、天皇主義という時代の精神を持たされた人びとの怨念は、みずからは無傷のまま無責任に生き残った天皇制と日本官僚制とそれを擁護した人びとの虚偽へと向けられるべきだったはずなのに。今日、亜米利加ナイズされた社会になってしまうなんて、66年前の誰が想像できただろうか。
 なんだか、太陽の陽射しにやられて支離滅裂になってしまった2011年の終戦記念日だった。

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東大COOP平和プロジェクト
20100115132524本日、昼食を召し上がったお客さまが、ご会計の折、用紙を差出、「よかったらどうぞ」と2枚をいただいた。なんのことか分からず、突然のことだった。「ただのブックカバーですが、憲法9条が印刷されています。」と言う事でお帰りになってしまった。本屋さんで、本を買ったお客さまへ付けるブックカバーにはちがいないが、日本国憲法第9条が、日本語ではもちろん、ヘブライ語、アラビア語、英語、中国語、ロシア語、スペイン語、ドイツ語、ハングル、ベトナム語、フランス語、タイ語、インドネシア語、ベンガル語で記載されていた。東京大学消費生活協同組合平和プロジェクトの企画もののようだ。ただそれだけのブックカバーなのだけどえらく感動。第9条は、世界に誇れるニッポンの市民の財産という位置付けなんだろう。他にどんな平和プロジェクトの企画があるのだろうか。東大COOPは偉い!




憲法記念日の夜
9本日、一年で一番大事なニッポンの市民にとってのお祝いの日。GWの、それも高速道路1000円の話題にすっかり埋没した感は否めない。今年も、日本国憲法第9条を護るため、最小限の行動だけはしておこうと誓う。が、大したことなど多分全然出来ないだろう。そんなことを思いながら、夜は、「ソフィーの選択」(ウィリアム・スタイロン原作の小説(1979年)。また、それを原作にした映画(1982年)。ナチスによるホロコーストを題材に取った作品で、小説はピューリッツァー賞を受賞、映画は、メリル・ストリープが主演し、アカデミー賞を受賞した。)を観る。ずーっと観たい映画のうちの1本だったが、なかなか手に入れることも、再放送もなかったせいか、もう観るのをほぼあきらめていた。しかし、観終わると、あまりの悲劇で怒涛のように人生の寂寞感に襲われる。25年ぶりに観た映画だが、こういう映画がいまだにDVD化されていないのが、不思議といえば不思議。




2009年は池澤夏樹の憲法本から始まる
憲法なんて知らないよ (集英社文庫)憲法なんて知らないよ (集英社文庫)
(2005/04)
池澤 夏樹

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大晦日に大掃除。池澤夏樹の文庫本「憲法なんて知らないよ」が出て来た。池澤夏樹は、ぼくが敬愛してやまない作家福永武彦のご子息だが、彼の小説作品はほとんど読んだことがない。この文庫本は、池澤夏樹という作家が、毎日の自分たちのふだんの言葉に書き直したのがこの新訳日本国憲法という文庫本だ。
 憲法は国の性格を決める。今年は、一年をかけてこの文庫本の池澤解釈本をじっくり吟味して自分の栄養としようと思う。元旦
***
 【池澤夏樹の日本国憲法前文】
  私たち日本人は、国を動かす基本の力は国民がみなが持ち寄って生まれるものであることを、まず宣言する。
  私たちはこの考えの上に立ってこの憲法をしっかりと制定した。これは、世界の国々が協力して作ってゆく平和な暮らしや、この国にゆきわたる自由の喜びを私たちが失うことがないように、また政府のふるまいのために恐ろしい戦争が再びこの国を襲うことがないようにと考えた上で、自分たちできちんと選んだ代表が集まる国会を通じて、自分たちと後の世代のために、決めたことである。
  政府は、国民みなが信じて託した一人一人の大事な気持ちによって運営される。政府がいろいろなことをできるのは国民が政府を支えるからである。政府の権力は私たちの代表を通じて行使されるし、その結果得られる幸福はみなが受け取る。 
  これは政治というものについての世界の人々の基本的な考えであり、私たちの憲法もこの考えを土台にして作られている。
この考えとぶつかるような憲法や法律、条令、勅令を私たち認めないし、前に作られたものが残っていれば棄てる。
  私たち日本人はどんな時でも心から平和を求め、人と人の仲を結ぶ高い理想を決して忘れないと決意した上で、日本という国の永続と安全については、私たち同様に平和を大事に思う世界の人々の正義感と信念に委ねることにした。
  平和にために力を尽くし、暴君や、奴隷制、圧政や、不寛容などをこの地球の上から一掃するための世界の国々の努力については、私たちもまたその一員として尊敬されるだけの働きをしたいと思う。
  世界中のすべての人々は、平和で自由な社会の中で、恐れやものの不足に悩まされることなく生きられるはずだ、と私たちは考える。
  国というものは自分たちのことだけを考えてはいけない。政治のもととなる道義は世界共通であるはずで、それぞれの国の政治はこの道義に沿って進められなければならない。すべてを自分で決められる独立国が、同じような独立した他国を相手にする時に、この道義を無視することは許されない。 
私たち日本人は、ここに書いたような高い理想と目的を実現するために自分たちの力のかぎりをつくすことを、国の名誉にかけて誓う。 



2007年参議院選挙「憲法」各党取り組み
 7月末投票の参議院選挙で選ばれる議員は、任期6年。従って、この議員の皆さんは、3年後に改憲案が与党から発議され、国民投票法が実施される際には、永田町の最前線にいる方々。本当に、各候補者に9条をどうするのか個別に聞きたいところだが。まあ、各党の取り組みだけ羅列しました。しっかりと記しておかないと、ぼくは、アッという間に忘れてしまう。「明日の記憶」常態まっしぐらの今日この頃です。

自民党
 衆参両院に設置される憲法審査会の議論を主導しつつ、10年の改正案発議を目指し新憲法制定推進の国民運動を展開する。
民主党
 2005年秋にまとめた「憲法提言」を基に、国民と自由闊達な憲法論議を各地で行い、国民の多くが改正を求め、国会内の広範かつ円満な合意形成ができる事項があるかどうか、慎重かつ積極的に検討していく。
公明党
 衆参両院に設置される憲法審査会での議論を深め、国民的な議論を喚起する。3年後をめどに加憲案をまとめることを目指す。
共産党
 日本を海外で戦争する国に造り替える憲法改悪に反対。9条を守るため、思想信条、党派の違いを超え奮闘する。
社民党
 9条改憲を絶対に許さない。国民投票法施行の凍結を求め、憲法審査会をしっかり監視する。
国民新党
 「新しい人権」に関する規定を追加し、衆参両院の機能分担などを盛り込んだ自主憲法の制定を目指す。現行憲法の前文と9条の精神を堅持する。
新党日本
 9条1項、2項を堅持する。地震・津波などの天変地異、戦禍や内乱に巻き込まれた地域での救助活動や医療支援、住宅再建へ駆け付ける、富国強兵とは対極の「国際救援隊」を創設し、3項に明記する。




コスタリカ vs ニッポン
 FIFA U-20 World Cup Canada 2007のコスタリカ vs ニッポンの試合のテレビ録画放送を見てしまった。ニッポンが1対0で勝ってウレシイ。
 実は、コスタリカのことです。当茶房の珈琲豆「コスタリカ」は、上品な酸味と深煎独特の苦味と酸味があって、当茶房の人気の有機栽培豆で、お客さまにはおいしく飲んでいただいています。が、この珈琲豆のことでもなく、このコスタリカ共和国のことです。この国の地図は、当茶房のご不浄に貼ってあります。自然が豊かで、地球上すべての生物種のうち5%が棲むと言われ、「環境保護先進国」として名高い国で、ぼくにとっては、タヒチの次に行ってみたい国のひとつ。国立公園・自然保護区の総面積は全国土の4分の1を超えるそうだが、子供も巻き込んだ一番のお祭りが国政選挙という国で、国民の政治参加が高い国でもあります。
 サッカーの国際試合が何かとあって、少しは知られるようになりましたが、コスタリカ共和国はそんなに知られていません。しかし、ニッポンの憲法9条と比較されたりしているコスタリカ共和国憲法12条『恒久制度としての軍隊は廃止する。公共秩序の監視と維持のために必要な警察力は保持する。大陸間協定により又は国防のためにのみ、軍隊を組織することができる。いずれの場合も文民権力に常に従属し、単独又は共同して、審議することも声明又は宣言を出すこともできない。』は、日本国憲法9条と並んで世界平和の宝物。
 「軍隊をすてた国」として知られる中南米の国コスタリカ。1949年制定の現行憲法第12条によって軍備を廃止して今日まで50年以上、内紛が絶えない他の中南米の国とは異なって、「非武装平和」という理想の国づくりを、何度かの危機を乗り越えて進めて来ました。まあ、珈琲も美味いし、サッカーも盛んな国ですし、更に、小国と言えるコスタリカの平和主義、進んだ民主的な制度などが人をひきつけるのだろうと思います。
 世界平和を希求する憲法を持つ、ニッポンとコスタリカが、FIFA U-20 World Cup Canada 2007で戦うのは、とても楽しくて良かった。国家間の争いは、スポーツだけにしてもらいたい。
 





日本國憲法第9条を護る
200705040056512007年5月3日(木)憲法記念日 いつもは軟派な小説本ばかり読んでるが、この日は、宮澤俊義先生の「日本國憲法コメンタール」(日本評論社)をひも解く。実は、ぼくの座右の書で、貧乏学生の時から机の上に置いてある。今も、これからも。日本國憲法第9条を命を賭しても護りたい。護らないといけない。嗚呼、ちょっと、血圧が上がっているのかも。
日本國憲法 第2章 戦争の放棄
〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 



渡辺一枝さんに連帯
●作家の渡辺一枝さんをキイトス茶房にきていただいて、お話をうかがう茶話会は、4月20日(金)夜7時からです。いちえさんから「いちえ通信」もいただいています。
 先日は、ご主人の作家・椎名誠さんとの二人のイベント■二人写真展のお知らせ、椎名誠『ONCE UPON A TIME』+渡辺一枝『チベットの空ですよ』
(いわて県民情報交流センター)と■トークショウ 椎名誠×渡辺一枝(そごう心斎橋本店14階ギャラリー)のご案内もいただきましたが、いけませんでした。出来れば、当地神楽坂のここでもご夫妻で写真展をやってもらいたいので、20日には、強引にお願いしてみます。駄目元で。
 さて、以下は、いちえ通信からの抜粋です。いよいよ憲法9条の廃棄・改悪をしようとしている一大勢力との戦いが始まろうとしていますので、出きる範囲での9条改憲阻止のために老体にムチを打っていきたいと思います。

◆「ドキュメンタリー映画『戦争をしない国 日本』上映会」
日時:4月21日(土)午後6:45上映開始~(90分)
場所:ひと・まち交流館京都3F(川原町五条下る東側、京阪「五条」7分)
参加費:800円。学生ほか、収入の少ない方500円
主催:ピースムービーメント実行委員会(Tel 075-711-8086)

◆「チェルノブイリ21周年 救援 講演&コンサート」
日時:4月21日(土)ごご4:00~講演、5:15~コンサート
場所:セシオン杉並(杉並区梅里 1-22-32、地下鉄丸の内線「東高円寺」5分)
講演:広河隆一さん(フォトジャーナリスト)「人々は何を目撃し、何を犠牲にしてきたのか」
コンサート:今を歌うウクライナの姉妹
入場料:2200円(前売1800円) *午後2:20~写真展とドキュメンタリービデオ「チェルノブイリの真実」 上映あり(鑑賞無料)
主催:チェルノブイリ子ども基金(Tel 03-5376-7897)

◆「連続講座『在日の今を語る』(第2回)」
日時:4月21日(土)午後5:00~7:30
場所:高麗博物館(新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階)
講演:慎蒼宇(シンチャンウ)さん(千葉大学講師)「歴史から学ぶ」
会費:1000円
主催:高麗博物館(Tel&Fax 03-5272-3510)

◆「ドキュメンタリー映画『君が代不起立』上映会」
日時:4月27日(金)午後9:00~(87分)
場所:下高井戸シネマ(京王線・世田谷線「下高井戸」2分)
鑑賞券:1300円(前売1000円)、小・中・シニア1000円
主催:優れたドキュメンタリー映画を観る会(Tel 03-3426-7053)

◆「大好き平和憲法、07年市民集会」
日時:5月3日(木・休)午後1:00~3:00
場所:クロスパル新潟4階映像ホール(新潟市礎町通3ノ町2086)
お話:根津公子さん(東京・中学校教員、被処分者)「『君が代』不起立を貫いて」(仮)
参加費:500円
主催:5・3集会実行委員会(Tel 025-230-9292 高橋)

◆「2007年 5・3憲法集会&パレード」
日時:5月3日(木・休)12:00開場、1:00~集会 *3:00~銀座パレード
場所:日比谷公会堂(都営地下鉄「内幸町」2分、日比谷公園内)
スピーチ:植野妙実子さん(中央大学教授・憲法学)浅井基文さん(広島平和研究所所長)福島みずほさん(社会民主党党首)志位和夫さん(日本共産党委員長)
主催:5・3集会実行委員会(Tel 03-3221-4668)

◆「憲法施行60周年記念集会」
日時:5月3日(木・休)午後1:00~
場所:日本教育会館(地下鉄「神保町」4分)
主催:平和フォーラム(Tel 03-5289-8222)

◆「2007 第21回憲法フェスティバル」
日時:5月19日(土)開場午後12:30、開演1:00、終演5:30(予定)

場所:九段会館ホール(地下鉄「九段」下車、東西線・半蔵門線・都営新宿線)
参加券:前売2200円、当日2700円、障害者・付添人各1000円、中・高校生各1000円
出演者:品田昭子さん(オペラ歌手)ピーター・フランクルさん(数学者・大道芸人)香山リカさん(精神科医)井上ひさしさん(作家・劇作家)湯浅誠さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長)
チケット発売中:①郵便振替口座まで、ご希望枚数を明記の上ご送金ください。00180-9-650447 「憲法フェスティバル」②憲法フェスティバル実行委員会へ 電話・ファックス・またはホームページの購入フォーム
 ③チケットぴあ ローソンチケット
主催:憲法フェスティバル実行委員会 Tel/Fax 03-3221-3227 http://www.kenfes.com/ 〒102-0071千代田区富士見町2-7-16村上ビル4F南北法律事務所分室気付



クリスマスの夜、ニッポンの子どもたちへ伝えるもの
 今夜は、クリスマス。
 クリスチャンでもないし、ブッディストでも、ましてや神道信奉者でもない。だから自分の中に宗教的な精神性が皆無。無神論者といっていい。しかし、母を失ってからはちょっと変わってきたかもしれない、って思うようになってきた2006年。
イスラーム教が家族を一番大事にしているし、キリスト教も同じ。クリスマスは、やはり家族が団欒しひとびとの幸せな生活を希望する日なんだろうが、ぼくは、今年も家族の団欒はありませんでした。
しかし、これからのニッポンの子どもたちが、平和な世の中で自由で潤沢な生活者であることを願ってやまない日であることには間違いない。
 ぼくは、ニッポンが戦争しない稀有な時代に生きてこられたのは、日本国憲法第9条のお陰だと思っているので、この憲法が「聖書」みたいなものです。
 今夜は、「井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法」をひもとく。
井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法
井上 ひさし (2006/07/21)
講談社

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作家の井上ひさしさんは、「どんなもめごとも ことばの力をつくせばしずまる。」と言っている。彼は、東京裁判3部作など日本人の戦争責任と向き合った戯曲に取り組み、護憲を訴える「九条の会」の呼びかけ人も務めている。そして、日本国憲法の前文と九条をやわらかなことばで訳した『子どもにつたえる日本国憲法』を刊行している。「自分に言いきかせるつもりで書いた」文章には、井上ひさしさんがとらえた憲法の精神が込められている。
 例えば、交戦権を否認した九条の後半はこう書かれている。
 「どんな国も自分を守るために/軍隊を持つことができる/けれども私たちは/人間としての勇気をふるいおこして/この国がつづくかぎり/その立場を捨てることにした/どんなもめごとも/筋道をたどってよく考えて/ことばの力をつくせば/かならずしずまると信じるからである/よく考えぬかれたことばこそ/私たちのほんとうの力なのだ/そのために、私たちは戦をする力を/持たないことにする/また、国は戦うことができるという立場も/みとめないことにした」
 井上ひさしさんは「9年前に執筆を依頼されたときから、どうすれば質を落とさず、でも、自分の子や孫たちの世代が理解できるようにすることができるかと考えた」と語っている。
 また、「いわさきちひろさんの描く子どもたちの絵と一緒に載せるということにも影響を受け、幼稚な書き換えでも、偽善者風のやさしさでもなく、自分に言いきかせるつもりで書いたものです。具体的には二重の意味を歴史的に持った漢語を排することと、文脈対応で訳していくことにしました。改めて、大和ことばをつきつめていくことで、日本語の勉強になりました」とも語っている。
 「私が憲法に出あったのは、小学校6年生の時でした。敗戦の翌年に憲法が公布され、よく理解できないながらも、この憲法に基づいて生きていけばいいんだという希望と手がかりを与えられたという気がしました。その時の感動を子どもたちに伝えたいと思っています。立場の違う人には批判もあるでしょうが、いま読んでみても、憲法は潔く、勇気にあふれ、文章と思想が一体化した名文です」とも。
 ぼくは、日本国憲法第9条は、世界遺産だと思う。「人類の歴史からの私たちへの贈り物」ととらえる日本国憲法だが、第9条改憲への動きもかまびすしく進んでいる。政権党の為政者たちは、教育基本法を変え、「防衛省」をつくり準備万端。9条が、交戦権さえ否定するというのは、人間の究極の理想。ならば、永遠に理想主義者でいたい。
 ニッポンの子どもたちに伝えるのは、日本国憲法第9条しかない。



暮らしの中に憲法を
●永田町に棲む為政者たち多数派は、再び青年に銃を持たせるための策動をもくろんでいる。九条を改悪して、軍事産業を正当化することが最大の目的であろう。世界に冠たる九条を改悪して既に軍事大国化しているのにも関わらず更に武器商人たちと結託してさらなる超軍事大国にしたくて仕方がないのだろう。九条改悪即ち軍事大国化に見合った人員の確保=徴兵制復活のシナリオは、確実に進捗している。九条改悪阻止のために活動しているあらゆる個人と団体と連帯していきたい。今は、まったくの改憲反対者のひとりとして、九条の会に連帯!

「九条の会」アピール
 日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。
 ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五千万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を導きだしました。
 侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。
 しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。
 アメリカのイラク攻撃と占領の泥沼状態は、紛争の武力による解決が、いかに非現実的であるかを、日々明らかにしています。なにより武力の行使は、その国と地域の民衆の生活と幸福を奪うことでしかありません。一九九〇年代以降の地域紛争への大国による軍事介入も、紛争の有効な解決にはつながりませんでした。だからこそ、東南アジアやヨーロッパ等では、紛争を、外交と話し合いによって解決するための、地域的枠組みを作る努力が強められています。
 二〇世紀の教訓をふまえ、二一世紀の進路が問われているいま、あらためて憲法九条を外交の基本にすえることの大切さがはっきりしてきています。相手国が歓迎しない自衛隊の派兵を「国際貢献」などと言うのは、思い上がりでしかありません。
 憲法九条に基づき、アジアをはじめとする諸国民との友好と協力関係を発展させ、アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、世界の歴史の流れに、自主性を発揮して現実的にかかわっていくことが求められています。憲法九条をもつこの国だからこそ、相手国の立場を尊重した、平和的外交と、経済、文化、科学技術などの面からの協力ができるのです。
 私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。そのためには、この国の主権者である国民一人ひとりが、九条を持つ日本国憲法を、自分のものとして選び直し、日々行使していくことが必要です。それは、国の未来の在り方に対する、主権者の責任です。日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。

2004年6月10日
井上 ひさし(作家) 梅原 猛(哲学者) 大江 健三郎(作家)
奥平 康弘(憲法研究者) 小田 実(作家) 加藤 周一(評論家)
澤地 久枝(作家) 鶴見 俊輔(哲学者)  三木 睦子(国連婦人会)

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●「神楽坂/美女マカロン」パティシエのヒロ・タカイ氏の都合もよくなり、9月10日より再度発売します!   アーモンドブードル、粉糖、卵白、水、紅花CLA粉末、コラーゲン、無塩バター、天然塩、卵黄、あまみ等が原材料。美女になるための必須条件を満たす、ピュア美女スィーツ誕生。1個150円。
●「神楽坂/美男マカロン」パティシエのヒロ・タカイ氏の都合もよくなり、9月10日より再度発売します!   アーモンドブードル、粉糖、卵白、グラニュー糖、ビネガー、水、コラーゲン、牛乳、水あめ、食塩、生クリーム、バターが原材料。沖縄の海深ミネラル塩を使い、珊瑚のカルシウムと海のミネラルが 摂取できます。生キャラメル・セルが特徴。神楽坂の美男ダンディズムスィーツ誕生。1個150円。
●「キイトス・フロランタン」2月7日より発売中!1個200円。
●キイトス茶房の課題 “Pax intrantibus, Salus exeuntibus=歩み入るひとに安らぎを、去りゆくひとに幸せを”を謳って運営しています。
●キイトス茶房は、勉強会、ゼミ、小集会、小宴会、会合、催し物等にスペースを貸出してます。詳細は、03(5206)6657まで。


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Author:キイトス茶房/清水敬生
動物占いを一度したらペガサスだった。血液型は、世間から最低、最悪といわれるB型。身長173cmだがfat系。小学校6年の時に170cmだったから、その後、青年期に3cmしか成長していない。人生3cmの男で以後今日に至る。ヒトと特に異なる点は、内臓逆位となっているため、心臓が右にある。100万人に一人といわれて、高校の校医がX線撮らせてくれと懇願されたことがある。変わり者ではない。短気で涙脆くネガティブ性格のスノッブ系中年。現在はまっているのは、実は、ロト6。ロト6は、01から43までの43個の数字のうち、6個を選択する。選び方は全部で6,096,454通りあるが、当選のあかつきには、ゴーガン的タヒチ生活を夢見てる。従って、タヒチ妄想生活設計案だけは完成。地誌も詳しくなったが、行ったことはなし。自称、「ホモ・ルーデンス」のジョウネツカ。


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