
以前、もう10年位前だろうか、この映画「若者たち」3部作を上映する3000人の会というのがあって、ほんの僅かながら参加したことがある。ぼくにとっては、この映画の主題歌が好きだったこともあるけど、この映画は自分の心に風穴を開けたものでした。既に40年近く前の映画。経済至上主義の時代に入る頃の物語だが、今日、いくばくかも変わっていない社会の病巣の中で生きる若者たちには、是非観て欲しい映画です。たまたま、キャストの山本圭さんと牛込神楽坂のスーパー「キッチンコート」でお会いした際に、「若者たち」の映画はDVDになる予定はないですか?と一方的に尋ねたら、シネマディストにお聞きしたら、ということでした。いきなり知らないオヤジから声を掛けられた山本圭さんですが、お話を聞くことができました。まあ、DVD化はないみたいだし、もう一度見るには、フィルムを借りるしかないが、だったら、映画「若者たち」を上映する会を発起するしかない、といことで、当茶房店主が発起人になることになった次第。これから実行委員会を作り、関係個人・団体等に働きかけて、実現の運びに向かってみたいと思います。
自分も参加参したい!という方々を応募しますので、手を上げてください。
■キャスト田中邦衛
橋本功
山本圭
佐藤オリエ
■スタッフ監督: 森川時久
脚本: 山内久
製作: 佐藤正之/松木征二/松丸青史
撮影: 宮島義勇
"熱い青春"がいま、またよみがえる。
「どうしたらみられますか?」「上映をしたいのですが」。30周年を前にして、各地からの熱い問い合わせが続いた。 映画"若者たち"三部作は、1960年代末期〜'70年代へ向けて、揺れ動く若者たちの心に深く刻み込まれた作品である。 "若者たち"は、'66年〜'67年にかけ、フジテレビで連続ドラマとして放映されていた。最近のヒットドラマ『ひとつ屋根の下』の原型とも言える作品である。
♪『君のゆくみちは〜』でお胡染みの主題歌『若者たち』は、映画音楽の巨匠・佐藤勝が作曲にあたり、大ヒットしたことでも有名である。放映終了後、全国各地から『もっと観たい』『続映してほしい 」と、ハガキが殺到、ファンの要望に答え、映画化が実現した。
映画「若者たち」('67年・製作・劇団俳優座/新星映画社)は、メジャー配給社がしり込みするなかで、各地観客の応援を受けながら自主上映がすすめられた。公開当初1年間で300万人が全国各地の会場に押しかけた。どの会場においても、笑い声と涙が重なりあい、感動と共感の輪がまたたくまに広がった。そして、'69年続編として、「若者はゆく」'70年「若者の旅」(製作・俳優座映画放送=現(株)仕事)が製作された。
−あれから30年−。当時熱狂した若者たちは、すでに50代前後の年齢となり、いま、その子供たちが、あの当時の若者の世代となっている。
可笑しくって悲しくって・・・・・・
あったかいものがあった。
佐藤一家は五人兄弟。両親ま、すでに亡い。父親がわりの長男・太郎(田中邦衛)は建設会社で働き、トラックの運転手の二男・次郎(橋本功)と、三男・三郎(山本圭)、長女・オリエ(佐藤オリエ)、末っ子・末吉=ボン(松山政路)を育ててきた。
五人兄弟は、事あるごとにぶつかる。
『世の中、結局金よ!』『金や物だけじゃない!』と、太郎と三郎。丸いちゃぶ台がひっくり返り、食べ物やお皿が飛びかい、兄弟の本音が飛びかう。凄まじいまでのやりとりは、いつも突然に終わる。散らばった食べ者を拾い集め、すべてちゃぶ台の上に戻すと、食事は再び始まる。一人一人がお互いを"そのまま"に受け入れ、大切に思いあっているからこそ、本音で言い合う姿がそこにある。
傷つくのもいやだし、嫌われるのもいやだ。本気で言いたいことがあっても、それを本気で開いてもらえるのか・・・・。見せかけではない人とのつながりを求めていながら、その思いを素直に出すことさえ難しさを感じさせてしまう現代。
30年経った今、私たちは、この五人の兄弟が泣き、笑い、ぶつかりあったその姿を、いったいどのように、受け止めることが出来るだろうか。
バブル経済崩壊後の現代に、映画"若者たち"が、今また登場する。
(シネマディストの案内より抜粋)