神楽坂/キイトス茶房

小腹と心を満たす書斎的食堂的珈琲店日和 “Pax intrantibus, Salus exeuntibus=歩み入るひとに安らぎを、去りゆくひとに幸せを”

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キイトス茶房(Kiitos Cafe General Store)の催しもの案内

■キイトス倶楽部
 会員になると茶房にある書籍、DVD、CDから1点だけど、店外使用出来ます。無料。現在の会員数1555名(脱会者等を含む通算数)

■キイトス・ギャラリーのご利用案内
2010年より、A使用=無料。但し、作家さんのDM作成と切手貼付200枚納品が必要。B使用=有料。半月20000円。作家さんのDM作成と切手貼付200枚納品は不要。会期中の作家さんの飲み物代無料。どちらかのコースを選択の上、ご利用いただきますようお願い申し上げます。詳細は電話ください。03-5206-6657


大瀧安良「杉並の風景画」展
●キイトス・ギャラリー
  8月前半の催しもの(8/1~8/15)は、大瀧安良さんの個展です。
「記憶に残らない、けれど だから しかし 記憶したい 身近な風景」と題する『杉並の風景画展』です。
ootaki 本人談:現役のサラリーマンなので、週末を中心に地元・杉並の絵をサインペンと淡彩で描いています。名所旧跡の類は苦手で、これでも絵になるの?といった日頃よく見かけるありきたりの風景を絵にしています。神楽坂地域の風景や絵を見慣れている人には、ちょっと新鮮に映るかもかもしれません。




寝不足まなこで、ファム・ファタール
 本日、いきなりフランス人が来店し、店の1階にはってある神楽坂おもしろ映画塾の第24回例会のポスターをみて、とても興奮して嬉しそうに息をはずませ、「飾窓の女」(フランツ・ラング監督作品)、ファムファタール、て書いてあるが何をするのか?というようなことをフランス語と多少の日本語で尋ねてきた。この映画はとてもとても面白いというような趣旨のこともさかんに言ってました。既に、映画「飾窓の女」を観ましたが、鳥肌がなんどもたってしまうほどの演出で、ひええええ、って唸ってしまいました。この映画の主人公もそうですが、初老といっても男は男ですから、目の前に男を狂わす魔性の女、っていう女性が出現した時は、どうするのかは、地震と同じように危機管理は必要だとは思います。ニッポンの社会では、200%以上、魔性の女は、同性の女性が嫌いますが、男性は寛容かもしれません。「山本M」事件などは典型的な例です。
  フランス語の「ファムファタール(femme fatale)」は、運命の女、っていう意味ですが、転じて男を破滅させる魔性の女性、妖婦という意味合いで使われことが多いということを知りました。
  そして、新宿東口TSUTAYAに行って、「ファムファタール」で検索したら、なんとあるではありませんか、DVDが。思わず、借りてしまいました。本当にこの店は、映画の宝庫で、観たい映画がざくざくとありましたので、しっかりリストアップし、半額の日を狙って借りる準備をたてようと思ってます。
  なにせ、今年は映画三昧の年と位置付けていますので、では、早速、この映画を観ることにします。またまた、寝不足になるなあ。



雷蔵と豆餅のための夏休み
らいぞう  その昔し、チェリッシュが唄った 『なのにあなたは京都に行くの』という歌があって、「京都の町はそれほどいいの この私の愛よりも」というフレーズに惹かれたこともあったけ。また、JR東海のCFの「そうだ京都に行こう」というのもあって、ニッポン人ならほとんどが好きな京都への誘惑は暇もない。
  この亜熱帯東京から、たった一日の夏休みに京都へ行ってきました。横浜神奈交バス・ハーバーライト京都号に乗って。町田駅23:30発、京都駅中央口6:40着。京都深夜バスの常連だけど、バスのサービスは格段によくなっていた。三列シート、トイレ、洗面所、毛布・スリッパ、おしぼり、お茶までついていた。片道7950円往復14310円。疑似ビール缶一個飲めば、たちまち眠りに就き、目が覚めたら京都。若い時も今も、この点は身体が反応して実に便利。しかし、着いたそこは、もう亜熱帯でなくて熱帯で、珈琲の栽培さえどこかでやっているのではと錯覚するくらいの暑さでした。朝からやっているお風呂屋さんは、東本願寺北側の「白山湯六条店」と京都タワーの「タワー浴場」しかいまはないので、タワー湯で軽く汗を流すのだが、これはこれで朝湯に浸かってしまうと、日頃の疲労と深夜バスの揺れによる見えない筋肉疲労がどっーと噴出。京都みなみ会館で開催している市川雷蔵映画祭の会場へ市バス九条大宮へ向かうのが億劫になるが、とりあえず、時間が空いてしまうので、はじめに京大農学部前の進々堂に向かう。バスで京都を移動しながら、京都東西通りの歌を暗誦。「丸竹夷二押御池(まる たけ えべす に おし おいけ)、姉三六角蛸錦(あね さん ろっかく たこ にしき)、四綾仏高松万五条(し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう)、雪駄ちゃらちゃら魚の棚(せきだ ちゃらちゃら うおのたな)六条三哲とおりすぎ(ろくじょう さんてつ とおりすぎ)、七条こえれば八九条(ひっちょう こえれば はつ くじょう)、十条東寺でとどめさす(じゅうじょう とうじで とどめさす)。」この通り歌を、子供の頃から歌っている京都人は、東西の通りの位置関係がすぐ分かることになっている。京の東西に走る通り名は、丸太町通りから南へ十条通りまで順に歌うのです。
  しかし、真夏日に循環市バスに乗ってるだけでは、この街のよさなどぜんぜんわからない。中原中也の「ゆきてかへらぬ」のさめざめと空から降ってくるような詩情など、どこへ行ったら感じるのだろうか。日本人の共同幻想、京都。
shinnshinndo 進々堂は、ぼくにとっては、喫茶店の原風景なので、京都へ行った時は、必ず立ち寄る。今回は、その前に、今出川交差点で下車。「出町ふたば」へ直行。運がいいのか、豆餅を買うことが出来た。歩きながらほうばる。これだけでもう、来た甲斐があるようなもんだ。京都では、お餅屋さんを「おまんやさん」とよんでいる。四季それぞれの行事が暮らしのなかに根付いている京都では、おまんやさんのお餅は、京都人の暮らしには欠かせない。
  まあ、この辺のことは、もう、神楽坂とは比較にならない。そんなことを思いながら歩いて進々堂に到着。いつものように、京都へ行った時のぼくの行動パターン。人間国宝黒田辰秋が作った長いテーブルも、ワーズワースの詩の木製レリーフもしっかり変わりなくあって、ぼくを迎えてくれた。市川雷蔵映画祭は、なんだか京都の付録になってしまったけど、お茶した後に循環市バスに乗って、九条大宮へ向かう。会場は、雷蔵の資料とおばさまたちが輻輳していて、主宰者の挨拶後、午後2時から、映画3本をいっきに上映。日程を一日間違えたため、全部観た映画だったけど、いまだにこれだけの熱いファンがいて、37歳で逝ってしまった天才も何処かで歓んでいてくれると思う。映画祭が終わったら街もすっかり暗くなっていて、急いで、帰りの深夜バスに乗って東京へ。嗚呼、貴重なたった1日の夏休みは、こうして終わる。観たかった映画、雷蔵がふられてしまう役の「鯉名の銀平」(1961年/80分 共演:中村玉緒/成田純一郎/大辻伺郎)は、またのお楽しみになってしまいました。



飾窓の女、で震える
かざりまど
神楽坂おもしろ映画塾のご案内
8月の恒例の映画塾の例会では、フリッツ・ラング監督作品
「飾窓の女」を採り上げました。亜熱帯東京の昼下がり、凍りつくほどの怖さで震えますよ。
  大井塾長より、下記のとおり案内をいただきました。

「飾窓の女」―ファムファタール(悪女)の魔性に夢中― 
  第24回作品は、1944年のハリウッド作品、フリッツ・ラング監督、エドワード・G・ロビンソン主演の「飾窓の女」を採り上げます。彼を夢中にさせるファムファタールにジョーン・ベネット。
原題: THE WOMAN IN THE WINDOW  上映時間: 1時間39分
製作・脚本: ナナリー・ジョンソン   監督: フリッツ・ラング  原作: J・H・ウォーリス
撮影: ミルトン・クラスナー   音楽: アーサー・ラング  製作国: 1944年アメリカ映画
出演:エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ、レイモンド・マッセイ
   犯罪心理学の教授は初老に入ってすでに功なり、アバンチュールを楽しむほどの冒険心もなく、単調な毎日を送っている。そんな男がショーウインドウに飾られた絵のモデルに強く惹かれる。ある夜、いつもは1杯の晩酌が3杯になって足元をふらつかせて路上に出ると、あの絵の女がウインドウに反射する位置に立っているではないか。こうして教授は女と運命的な出会いを果たし、犯罪に巻き込まれ、やがて、のっぴきならない事態に追い込まれていく。しっとりと濡れた夜のムード、タバコの火を求める宿命の女、雨の林の死体遺棄、凄腕の刑事、第三者の恐喝、そして追い詰められた末の第2の犯行――。そんな映画的なお膳立てに加え、伏線の効いたストーリーテリング、無駄なく揺るぎのない巨匠の演出、とすべてが一級品の犯罪サスペンス。
ユダヤ人である監督フリッツ・ラングがアメリカに亡命して1944年に制作した映画。
●日時:8月16日(土) 午後4時から
●神楽坂/キイトス茶房(03-5206-6657)
●申込方法等 当ブログの「キイトスへの連絡」からお申込みが原則ですが、お友達、恋人、父 母など お誘いの上ご参加ください。但し、タバコは禁煙。酒はOKです。
●お一人さま500円(参加費。但し、今後の塾の活動資金、著作権支払金、当日の飲み物購入に充当させていただきます。)
●当日のキイトス茶房は定休日ですので、各自、飲み物、食べ物、飲み物の持ち込み自由。菓子、肴、酒類の差し入れ自由気儘大歓迎。



文緒さん、お帰りなさい!
アカペラアカペラ
(2008/07)
山本 文緒

商品詳細を見る
文緒さん、お帰りなさい。といっても、知り合いではありません。作家の山本文緒さんの新刊書が、ご近所の新潮社さんから15日に発売されたのを知ったのは、24日付けの朝日新聞の新潮社広告。その広告を見て、昨日からそわそわ。このひとの本は、発売されれば必ず買い求め、四谷のドトール珈琲か、外濠公園のベンチか、満員の小田急で読んでいた。ここしばらく、新刊が出ず、どうしていたのかずーっと気になっていた。ここまで書かない時期が続けば、そりゃ、病気かなんかだろうくらいは察しがつく。
 新潮社の新刊コピーは次のとおり。
 「苦しみ抜いた日々から再生を果たした著者が贈る、あなたの心を温める珠玉の物語。
無職で病弱な弟と暮す50歳独身の姉。20年ぶりに田舎の実家に帰省したダメ男。じっちゃんと二人で生きる健気な中学生。人生がきらきらしないように、明日に期待し過ぎないように、静かにそーっと生きている彼らの人生を描き、温かな気持ちと深い共感を呼び起こす感動の物語。6年ぶり、待望の小説集にして最高傑作!」
 そうかあ、6年ぶりなんだ。ぼくが、茶房でひたすらカレー等の仕込みをしていたこの6年間、作家山本文緒さんは、病魔と闘っていたわけかあ。でも、ファンとしては、ずーっと待っていました。南木佳士さんと同じ病気だったんだろうが、お帰りになってとてもうれしい。本日、いてもたってもいられなくなり、生きものをみな殺してやるぞ!くらいのぎらぎら亜熱帯神楽坂の昼下がりに、矢来口の文鳥堂書店へ買いに行ってきました。直ぐ隣が新潮社なのに、この本が平積みになっていなくて、たった1冊在庫があり、ようやく買うことができ、いま、読む準備が出来ました。このひとの本には、エリートだとか、超美形の女性だとかはほとんどといって出てこないのが、とても共感するのです。この厚さの本だと、片道の通勤電車で読み終えてしまいそうで、もったいないが、明日の通勤が愉しみです。
 

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「ボギー!俺も男だ」、をもう一度観たい!
  茶房にあるDVDは何枚というか、何本あるのか分からない。300枚位までは数えていたのだけれど、その後も亀の歩調のように遅くだけど月に1枚とかで増え続け、また、お客さまからの寄贈もあって、専用のDVD棚には入らなくなってしまい、棚の奥にも入っていて2重になってしまった状態です。これらも本と同様に無料で使用が可で、持ち帰っていただいているのだけれど、当然、戻ってこないのもあります。本に比べれば少ないです。時々勘違いされる方もいらっしゃられますが、ぼくは、「性善説」でこれをやっているわけではありません。ネガティブ思考なせいか、催促はずいぶんと億劫なこともあったり、要するに管理が厳格にできないタイプなわけです。性悪説に依拠しているんでしょう、きっと。だからか、やっぱ、戻してくれないもんだと、妙に納得しちゃうところもあるのです。で、そんな怠惰なオヤジなんですが、帰ってこないDVDの中に、ウディ・アレンの映画「ラジオ・デイズ(1987) 」があったのを思い出しました。5年前に貸出して何度も何度も返却をお願いしていたら、引っ越されてしまい、そう、もう絶望的に戻ってくることはないDVDで、一度だけ途中まで観て終わってしまいました。ラジオが娯楽だった頃のアメリカNYの話で、時代は第二次世界大戦中。少年ジョーの一家とラジオパーソナリティに憧れるナイトクラブの娘のエピソードを中心に、古きよきアメリカ人のホノボノとした生活風景をスケッチした作品。ユーモア作品。一番最初に観た彼の作品は、「ボギー!俺も男だ(1972)」でした。飯田橋の佳作座で随分と笑った映画で、もう一度観たい映画の一本です。はやく、DVDにしてくださるよう、制作会社の方、よろしくお願いしますよ。まあ、無理でしょうけど。
ラジオ
  と、いうわけで、イントロが長くなりましたが、この 俳優で、監督のウディ・アレンの作品は、以下のとおりです。最近の監督としての作品は、実は、掌握していません。確か、2,3本はあったかと思います。「ボギー!俺も男だ」を神楽坂おもしろ映画塾でやっていただくと、とても嬉しいのですけど。恋も勉強も、人生もみんなオレのためにあるんだ!なんて不遜な青春のど真ん中にいた時に観た、最高に笑えて、シニカルな作品です。

Woody Allen (ウディ・アレン)
(ゴシック体の作品は、キイトス茶房所蔵)
【出演映画】
•くたばれ!ハリウッド(2002)
•さよなら、さよならハリウッド(2002)
•スコルピオンの恋まじない(2001)
•おいしい生活(2000)
•ヴァージン・ハンド(2000)
•ギター弾きの恋(1999)
•アンツ(1998)
•地球は女で回ってる(1997)
•世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996)
•誘惑のアフロディーテ(1995)
•マンハッタン殺人ミステリー(1993)
•夫たち、妻たち(1992)
•ウディ・アレンの影と霧(1992)
•結婚記念日(1991)
•ウディ・アレンの重罪と軽罪(1989)
•ニューヨーク・ストーリー(1989)
•ゴダールのリア王(1987)
•ハンナとその姉妹(1986)
•ブロードウェイのダニー・ローズ(1984)
•カメレオンマン(1984)
•サマー・ナイト(1982)
•スターダスト・メモリー(1980)
•マンハッタン(1979)
•アニー・ホール(1977)
•スリーパー(1973)
•ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972)
•ボギー!俺も男だ(1972)
•泥棒野郎(1969)
•007/カジノ・ロワイヤル(1967)
•何かいいことないか子猫チャン(1965)

【監督】
•マッチポイント(2005)
•メリンダとメリンダ(2004)
•さよなら、さよならハリウッド(2002)
•スコルピオンの恋まじない(2001)
•おいしい生活(2000)
•ギター弾きの恋(1999)
•セレブリティ(1998)
•地球は女で回ってる(1997)
•世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996)
•誘惑のアフロディーテ(1995)
•ブロードウェイと銃弾(1994)
•マンハッタン殺人ミステリー(1993)
•ウディ・アレンの影と霧(1992)
•夫たち、妻たち(1992)
•アリス(1990)
•ニューヨーク・ストーリー(1989)
•私の中のもうひとりの私(1989)
•ウディ・アレンの重罪と軽罪(1989)
•セプテンバー(1987)
•ラジオ・デイズ(1987)
•ハンナとその姉妹(1986)
•カイロの紫のバラ(1985)
•カメレオンマン(1984)
•ブロードウェイのダニー・ローズ(1984)
•サマー・ナイト(1982)
•スターダスト・メモリー(1980)
•マンハッタン(1979)
•インテリア(1978)
•アニー・ホール(1977)
•スリーパー(1973)
•ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972)
•泥棒野郎(1969)




頑張れ、野口みずき選手!
  第29回夏季オリンピックである北京オリンピック( Games of the XXIX Olympiad Beijing 2008 )が目睫の間に迫ってきました。2008年の8月8日から8月24日までの期間に開催される。2008年8月8日午後8時8分(CST = UTC+8)にスタート。8は中国では縁起の良い数らしい。ゲンを担いでいるのだろうか(ぼくも、そういえば、ロト6を買う時には、8を必ずひとつは入れている数字。よく出る目なわけです。)。嫌いな夏だけど、オリンピックがあるので嬉しい。オリンピックの開催を端に、中国のかかえる諸問題が山積みだけど世界の平和のために腐心して欲しい。
  そんなことはともかくも、女子マラソンの野口みずき選手を応援したい。関心があるのが、女子マラソンのみというせいか、2004年8月22日のアテネオリンピックの野口選手が気温30度を超える酷暑の中で、25Km付近でロングスパートを仕掛け、ポーラ・ラドクリフ、ヌデレバらの強豪選手達を退けたのが、まだ昨日のように記憶が新しい。2008年8月24日は、仕事どころじゃないな。今回もぶっちぎりで優勝していただけると、嬉しい。野口選手は、どうもニッポンでは人気がいまいちみたいだけど、ぼくは、あなただけを心の底から大声を出して、熱意を持って応援しています。
  最大の強敵は、マーラ・ヤマウチ(Mara Yamauchi)だと思う。陸上の伝統国イギリス女子マラソン選手の存在は、不気味です。
  北京オリンピックの最大のスポンサーは、アメリカ企業のため、USAでの放送が優先しているせいか、各競技の決勝は、午前中となるケースが多い。USAは、何処に行っても強引だが、これのためにコンディションの調整がとても大変のようだ。
  頑張れ野口みずき選手!

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帰ってこない本たち
  当茶房では、お客様へ店内の本などを持ち帰りできるシステムを作っています。本は10日間無料で貸出ています。
  しかしながら、ご返却いただけないことも少なくありません。きっと、忘れてしまうのでしょう。悪意だとは思っておりませんが、二度、三度催促し、かつ又、返信用切手を送付しても依然とお返しいただけない時は、悪意と判断させていただきます。
まあ、本を置いてますから、なくなるというリスクは負っていることもあります。なにとぞ、こころあたりのある方は、どうかご返却願います。でも、このブログを見ていないだろうと思いますが。
  7月末日までにご返却ください。

3か月以上の未返却本一覧
山の劇場
カフェごはん
陰日向に咲く
嘘つきアーニャ
和ごはん
京都音楽空間
日本発狂
チベットのモーツアルト
旅する気分
京都散歩
東京の小さな喫茶店
ちょっと町へ
ダイアモンドダスト
イタリアからの手紙
ブックカフェ物語(8/6返却済み)
大暴走
帰らざる夏
いつも読みたい本ばかり
リビエラを撃て
風景との対話
草の花
数学の歴史
すぐそばの彼方
理想的な朝の様子
うまくてごめん
こねてもんで食べる日々
容疑者Xの献身
ぜいたくの勉強
はつ恋
見ること見られること
これからは歩くのだ
私という運命について




ordinary days-神楽坂の風景-写真展
モノ7月後半のキイトス・ギャラリーは、「monodepot+氏のordinary days-神楽坂の風景-」写真展を開催中   期間:2008年7月16日(水)~31日(木)まで

「ordinary days-神楽坂の風景-」写真展
内容;
神楽坂徒歩圏内に住んで約7年。
なんとなく撮りためた「ここ、どこ?」的な、ありふれた神楽坂(とその周辺)の風景を茶房の壁にそーっと飾らせて頂きます。
コメント;
神楽坂の有名どころな写真を期待すると、がっかりすること請けあいです(笑)。珈琲飲みがてら眺めてみてください。
(以上、ご本人から)

  路地だけは、江戸時代から変わっていないことを古地図が告げている、ということを、なにかの本でぼくは読んだ。それは、鎌倉をテーマにした本だったが、神楽坂にだって通用するはずです。街を人体にたとえれば、路地は、静脈か毛細血管。そんな、静脈を撮り続けているmonodepot+さんの路地写真、静けさとロンリーさを醸し出す写真が好きです。既に失われた神楽坂が一葉の写真に記憶されていていました。(キイトス)



おもいでの夏 summer of '42
おもいでの夏 summer of '42 夏になると思い出すのは、「遥かな尾瀬」ではなくて、この映画。「おもいでの夏 summer of '42)です。映画は、ニューイングランドの美しい島を舞台に、15歳の少年と、夫を戦場におくった美しい人妻との淡い恋を描いている。ミシェル・ルグランの切ない音楽がニューイングランドの紺碧な海と空に流れる。20歳の時に飯田橋の佳作座で何かの映画と2本立てで上映していたのを観る。その後、この映画を観るために、何度も何度も通いつめた。まだ、ビデオなどない時代で、このジェニファー・オニール演ずる若く美しい人妻ドロシーに恋するゲーリー・グライムスのハーミーがナイブーな少年を好演していた。当時、ぼくも、ハーミー同様に、清楚なジェニファーを永遠の女性だと思い詰めてしまった。今だから笑話だけれども。嗚呼、加齢となると、兎に角、昔の愉しいことよりも切ないことばかりを想い出す。
  やがてドロシーは、夫を太平洋戦争で奪われたことを知った夜にハーミーを誘ってしまう。ミシェル・ルグランのピアノが流れ、掛けっぱなしのレコードのスクラッチノイズのシーンになるのだけれど、映画館は静寂に包まれる。翌日、ドロシーは、「私たちの思い出があなたの重荷にならないことを祈ります」という手紙を残し、ハーミーの中から去ってしまう。「ぼくは永遠に少年を失った」というラストのナレーションが流れて、幕が下がる。ちょうどこのころ、5歳年上のGFとどーんと振られてしまって、鍋底にいた状態だったこともあって、重なってしまったのかもしれない。思春期の思い出は、全ての人に永遠のもの。
  さて、ぼくは、夏が苦手なせいか、新宿駅構内や近くの雑踏を遊弋して歩いてると、この夏を越えることが出来るだろうか、などと思ってしまう。人それぞれの「おもいでの夏」だが、やはり夏は、若者たちのもののような気がする。
  追伸 今年の夏は、ダイエット。3ヶ月で5キロ落とす計画だけど、意志が弱いこともあり、その前に夏ばてで大笑いされることになるかも。



あああ、恥ずかしや・・・
かぐらーと誠に恥ずかしいかぎりなのですが、神楽坂から発信する、アート&エンタテインメント情報サイトとして、精力的に活動されている「カグラートkagulart」のHPのトップ「このひと 坂のヒト」に図々しくも登場してしまいました。これまで、神楽坂の著名な芸術家の方々が登場してきているのに、ただの茶房のオヤジが登場していいのか!ってお叱りをうけるの甘んじて、また、編集者の押しの強さにも負けて、インタビューにお答えしてしまいました。インタビューなど生まれて初めて受けたのですが、こうやって活字になってみると、要領悪いし、なんか単純な頭の構造までもが白日の前に露になって、なんとも辛いもんです。もっと言いたいこともあったけど、なかなか理論整然にはいかないものだと、分かりました。まあ、もともと理論整然ではもちろんありませんが。まあ、身内や友だちや前の仕事の関係者には見られないことをひそかに思ってます。





母の蔵書-「人間山中貞雄」
20080713170625 亡くなった母が残した蔵書の中に、「伊丹万作全集」(筑摩書房)を見つけた。伊丹万作は、言わずと知れた故伊丹十三のオヤジです。映画監督で脚本家などをしていることは、知っていましたが、母が何故、伊丹万作を読んでいたかは、全く不明。しかし、一度だけ聞いたことがある。「伊丹万作は、あの侵略戦争を唯一反対した映画監督なのよ」のようなことを。
  十三の本はしこたま読んだが、ご尊父のは、今日の今日まで、一行たりとも読んだことがない。母が好んで読んでいたいと本とはどうしても信じがたいのだけど、ぺらぺらと流し読みをしていたら、あるではありませんか、『人間山中貞雄』の記述が!万作と同世代、同時代人。
  今年元旦の新宿七福神めぐりのご利益とは、元旦の昼下がりにやった、山中貞雄監督作品の丹下左膳、百万両の壺を観たことを端緒として、山中貞雄を知ったこと、に尽きる。彼の映画とそれから派生したものを知りたいという欲求から、映画中年の道をひたすら走っていられるのが、今年最大のご利益なのだろう。
 
  ちょっと早いですが、2009年元旦にもやります。キイトス主催、第2回新宿山の手七福神巡りを

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ドラ・トーザンさんの新刊書
doracat朝日新聞(2007年~2008年)に、好評連載の『Doraのドラ猫ボンジュール!』が本になりました! 知的で自由ですてきな“東京パリジェンヌ”の爽やかエッセイ。
愛と自由と幸せの願いを叶える近道を伝授!読み終えると、いつのまにかちょっぴり賢くなって、そして少し勇気が湧いてくる本。
★2008年は日仏交流150周年記念の年、本書もこの記念事業に参加しています。
[内容紹介] 
 一年間をパリと東京を行ったり来たりしながら、神楽坂に暮らすスーパー・パリジェンヌが贈る、新鮮で刺激的な生き方エッセイです。
 枠にとらわれない自由な発想で、愛を率直に語り、魅力的な自分を発見する。スピリッツの強さとこころのエレガンスを大切にし、政治や社会についても堂々と議論する──それがパリジェンヌの品格。各節に入っている「パリジェンヌの一言」は、愛と勇気に満ちていて、必ず読者の心に響くはずです。
【著者紹介】◎ドラ・トーザン Dora Tauzin
 エッセイスト。国際ジャーナリスト。フランス・パリ生まれ。ソルボンヌ大学、パリ政治学院を卒業。国連本部広報部に勤務後、NHKテレビ『フランス語会話』に出演。5カ国語に堪能。慶應義塾大学講師を経て、現在は東京日仏学院、アカデミー・デュ・ヴァンの講師。テレビや講演など各方面で活躍し、日仏の懸け橋として多彩な執筆活動を続ける。2007年から文化庁の「文化発信戦略に関する懇談会」委員。著書に『パリジェンヌ流おしゃれな自分革命』、『ドラが見つけた外国人の東京スタイル』など多数。近著に『今日を楽しむ パリの暮らし方』がある。 ホームページ○ttp://www.doratauzin.net/


本書の発行元の青萠堂編集部(〒162-0808東京都新宿区天神町13・TEL 03-3260-3016 FAX03-3260-3295)さんから、上記のご案内をいただきました。
  また、ドラ・トーザンさんからも、直接、朝日新聞に掲載されていたエッセイが単行本になるから、よろしくね、って伝言をいただいておりました。出版おめでとうございます。



神楽坂おもしろ映画塾の大井塾長からのお知らせ
第23回神楽坂おもしろ映画塾の開催のお知らせ
  「人情紙風船」1937年作品
      ―いつの世も人情は紙風船のごとく・・・―
第1部:
  第23回神楽坂おもしろ映画塾は山中貞雄監督の1937年作品「人情紙風船」を選びました。
製作:武山政信 監督:山中貞雄 脚本:三村伸太郎 撮影:三村明 美術考証:岩田専太郎 音楽:太田忠 
出演:河原崎長十郎/中村翫右衛門/中村鶴蔵/瀬川菊之丞/山岸しづ江/助高屋助蔵/霧立のぼる
  彼はこの作品を完成させた後、これが遺作になるのはイヤだと言って、中国戦線に行き、戦地で病気となり帰らぬ人となってしまいました。
  この人が戦後も映画を作り上げたら、もっともっと素晴らしい作品を残したはずです。黒澤も溝口も小津も裸足で逃げ出すくらいに。
  戦中に作った彼の全26作品のうち、現存するのが3本だけ。戦争が若き才能の可能性を摘み取ってしまった事と、その大変な時代に作り上げた映画そのものを3本しか残せなかった事の2つの点で、二度とあってはいけないのです。当時28歳だった山中貞雄がこんな作品を残すなんて・・・
  71年後の21世紀の混乱の時代に改めて日本人の心を探して見ませんか?
kamifusen

第2部:映像特典特集、
  色々な映画のオリジナル予告編、ラストシーンの別テイク、削除シーン、NG集、スタッフ・キャストのコメントなどなど。

●日時:7月19日(土) 午後4時から
●神楽坂/キイトス茶房(03-5206-6657)
●申込方法等 当ブログの「キイトスへの連絡」からお申込みが原則ですが、お友達、恋人、父 母など お誘いの上ご参加ください。但し、タバコは禁煙。酒はOKです。
●お一人さま500円(参加費。但し、今後の塾の活動資金、著作権支払金、当日の飲み物購入に充当させていただきます。)
●当日のキイトス茶房は定休日ですので、各自、飲み物、食べ物、飲み物の持ち込み自由。菓子、肴、酒類の差し入れ自由気儘。



広告塔であるメニュー看板を手作りで製作
koizumikotaro茶房の新しいメニュー広告塔(看板)が完成しました。6年前に造った看板は、既に廃棄、そして、4年前に造った看板も老朽化して一時廃棄したにも関らず、再利用しているのが、現在、1階入り口の横に立っているもの。3年前にもイラストレーターの女性に無理をお願いして造ったメニュー看板も、雨露にさらされて、一部の絵が、文字が分からなくなってしまい引っ込めてしまった。考える、いや、考えなくとも、飲食業のメニュー看板はとても重要なのに、結構ないがしろにしてきました。こういう性格は、飲食業に向かないのかもしれない。でも、ココロのどこかに、メニュー看板を新しくしないと、しないとと焦ってはいたのです。メニュー看板のメニューの下に、上記の小泉孝太郎さん登場の光文社発行のクラッシー本年4月号に掲載された記事でも貼るか、なーんて思ったりしましたが、どうもクリアーしなければならないことも多そう。掲載雑誌をスキャナーしてみたのも初めてで、パソコンは使い方、コツさえわかれば、ソフト次第だけど、写真の加工など容易なことも、今頃になって分かった次第です。プロに頼まずに、自分で出来ることは、なんでも取り組まないと、思う今日この頃です。




宝の山を見つける
  市川雷蔵の時代劇シリーズとなると、眠狂四郎シリーズを浮かべる人が多いけど、他にもざっと次のとりの作品群がある。まだほんの僅かしか、DVD化されていないので、もう観るのは無理かもしれないと諦めていたところ、今夜、仕事がひけてから新宿東口のTSUTAYAに初めて入ったところ、雷蔵のまだ観ていない作品がごろごろあった。宝の山状態。但し、DVDでなくて、VHS。さすが新宿TSUTAYAだけはある。これから数本づつ借りて、マイ・ライブラリーの充実に腐心しよう。コレクターは、これだからやめられない。

●市川雷蔵ライブラリー(時代劇)*ゴシック体は、マイ・ライブラリーに入っている作品。
花の白虎隊(1954)デビュー作。雷蔵22歳。
新・平家物語(1955)溝口健二監督作品。
柳生連也斎・秘伝月影抄(1956)
源氏物語・浮舟(1957)
弁天小僧(1958)
若き日の信長(1959)
お嬢吉三(1959)
かげろう絵図(1959)
千羽鶴秘帳(1959)
ジャン有馬の襲撃(1959)
初春狸御殿(1959)
朱雀門(1957)
忠臣蔵(1958)
薄桜記(1959)
ぼんち(1960)
幽霊小判(1960)
歌行灯(1960)
切られ与三郎(1960)
安珍と清姫(1960) 
忠直卿行状記(1960)
花くらべ狸道中(1961)
好色一代男(1961)
おけさ唄えば(1961)
鯉名の銀平(1961)
新源氏物語(1961)
かげろう侍(1961)
濡れ髪牡丹(1961)
女と三悪人(1962)
婦系図(1962)
斬る(1962)
剣に賭ける(1962)
殺陣師段平(1962)
中山七里(1962)
陽気な殿様(1962)
新撰組始末記(1963)
第三の影武者(1963)
手討(1963)
剣(1964)三島由紀夫原作。
昨日消えた男(1964)
無宿者(1964)
剣鬼(1965)
忍びの者
続忍びの者

大菩薩峠
続大菩薩峠

華岡青洲の妻(1967)
ひとり狼



新らしいケーキ、「キャロット・ジンジャー」を発売
20080713000442いよいよ、当茶房の手作りケーキの新メニューに、「キャロット・ジンジャーケーキ」が加わりました。にんじんには、ビタミン、ミネラルが豊富です。野菜を使ったヘルシーケーキです。1個400円。紅茶、珈琲付きのケーキセット700円で是非どうぞ。また、以前に公表しておいて、相変わらず態勢が整わず反古にしてご迷惑をおかけしています、焼き菓子の販売もようやく準備が整いつつあります。決まり次第、お知らせします。

キャロット・ジンジャーは、この写真の1本を切っておだしするもの。ケイタイで写しているので、様子がわかりずらいけど、近い内にしっかりメニュー用の写真をとって、再掲載します。ちょっとお待ちを。



いよいよマンガ喫茶へ変身の巻
20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
(2000/01)
浦沢 直樹

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  当茶房は、ブック・カフェ兼食堂を自認していますが、このたび、浦沢直樹の漫画「20世紀少年」の22巻と21世紀少年(上・下)の2巻の全巻(24冊)が揃いました。これを機会に漫画喫茶へ一直線というところかもしれません。
  店主のムスメが持ち込んでしまったわけです。一応、店主は、手塚治虫ファンで、彼の漫画は茶房においてあるのは、ご存じのことと思いますが、このようなわけで、手塚治虫以外のこの20世紀少年全巻が揃ってしまった次第です。まだ、読んでいません。面白くなかったら撤去しますが、ご了承を。でも、せっかく持って来たムスメにおこられちゃうなあ。ムスメにはまったく頭があがらないのです。



環境問題への取り組み?
20080707223702
洞爺湖サミット開催による自主警備の強化のため、大江戸線新宿西口駅構内の自動販売機がご覧のとおり封鎖された。自主警備なんていっても、どこかの役人たちからの通達行政の一環なんだろうが、役人たちの発想は可笑しい。自動販売機の電気を切るのも笑えるが、ガムテープ張ってどうすんの。こんなことに血道になる前にやることいっぱいあるだろうに。
しかし、笑える。が、この警備は、あることを想定した一大治安訓練なんだろうと思う。いつもここで、朝飲んでるヤクルトが飲めないなんて悲しすぎるね。
  が、彼らとしては、どんな瑣末なことでも見逃さない完璧な態勢を構築したとして、すなわち、国家の威信を保持したと鼻高々なんだろうけど。この厖大な費用を投じて、美食三昧の中で、アフリカの飢餓問題も話合ったらしい洞爺湖サミットの結果と成果を早く知りたい。



恋は散歩からはじまる
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
(2006/07/14)
イーサン・ホーク

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友だちのH氏から、DVD「ビフォア・サンライズ」(恋人たちの距離)1995年作品を貸してもらう。わざわざ、面白いからということで、小田原から持ってきてくれた映画。この頃、ぼくが興味をもって観ている映画の傾向とは、ちょい違う。H氏いわく「旅の途中で知り合って、翌日にはお互いの都合で分かれる間、ウィーンの街並みを二人で散歩しながら、ただただ話し合う会話ドラマなんだけど、別れ際に恋に落ちる映画だけどね」とのクレジットだった。
  12年前の映画だけど、まったく観ていないので、お借りすることとなった。
  恋の映画かあ、なんか久々です。ヨーロッパ横断の列車に乗っていたパリジェンヌのセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、車内でドイツ人夫婦の喧嘩が始まったので席を移動すると、隣側で本を読んでいたアメリカ人の新聞記者ジェシー(イーサン・ホーク)と何となく会話するようになる。彼はヨーロッパの一人旅を終えようとしていて、翌日にはパリ・ドゴール空港から帰国するところ。二人は、列車で意気投合し、ウイーンで途中下車して、彼女に翌朝まで一緒に街を探索しようと提案するところから、この映画は始まる。お互いに会話をすることでときめきを高めていく一夜の物語。ドキュメンタリータッチで自然な会話とカメラワークで、ウィーンの街並みと恋のかけひきが続く。
  会話のプロットが凄い。会ってばかりで、これだけ喋りまくるのは、ニッポン人は受け入れないだろう、って即思ったりしました。しかし、フランス女性だったらこれくらいの哲学的な主張はするだろうし、気になったけど映画だからOKだと、変に納得。そうそう、恋は、東西を問わず、散歩から始まるもんです。息が合うと、散歩しながらいくらでもどこまでも歩ける。余談ですが、高校生の時の恋する青年の頃、新宿から仙川まで甲州街道をふたりでおしゃべりしたことありますから、この映画の主人公たちも息が合って、ウィーンの街中を別れなくてはいけない14時間を歩きまわったんでしょう。
 バッハの「ゴールドベルグ協奏曲」など音楽が使われていましたっけ。「ローマの休日」みたいに感動的な一夜の恋というような静けさはないのだけど、ラストの別れのシーンは秀逸でした。「半年後、ウィーン駅でまた会おう」と約束することとなるが、それがどうなったかの余韻が残ったままこの恋物語は終わる。
  まあ、こういう恋の経験される方もいるのでしょうが、自分の経験則からはケタはずれていたので、とても新鮮でした。
  しかも、凄いことに、この映画の続編が、同じ役者で、9年後に製作されているのにはたまげました。「ビフォアー・サンライズ」を観たひとたちが、どうなったのか気になっているひとが沢山いたということなのでしょう。映画「ビフォアー・サンセット」がこれにあたります。
  結論:会話するのは「しゃべる力」がないと出来ない。恋も。故に、出来ません。



猛暑到来
20080705113833本日5日は、定休日。ちょうど身体がばてていたので、骨休め。近所を愛犬と散歩。陽がすっかり夏日で、畑の食物や植物も、さあ、成長するぞ、っていう息吹を感じましたが、あまり意気込まないですくすく育ってください。夏の猛暑到来っていう状況で、気温は34度だから、もうこの時期に限りなく体温に近づいている。夏が好きなのは、子どもや若者だけだろう。もう、ゴホン、ゴホン、っていう具合のぼくらは、いや、ぼくは、息も絶え絶えで、静かにこの狂った季節が過ぎ去るのを待つのみ。今から言うのもおかしいが、夏の終りは寂寞感にかられる。あと、この狂った季節を何度か味わうと、それもそんなに多くの数ではないカウンターをすると、人生の幕が降りるだろうからかも。夏の楽しみと言ったら、冷たい水に冷やしたトマト以外にないというのも、更に、寂しい。




散歩の達人
散歩の達人キャロル・リード監督の晩年の作品、「フォロー・ミー」を神楽坂おもしろ映画塾で30数年ぶりに観ることができました。大井塾長の解説によると、「『第3の男』『空中ブランコ』『邪魔者は殺せ』『落ちた偶像』の名監督が、晩年、力を抜いて創った作品です。ピーター・シェイファーの一幕の戯曲を映画化、本人が脚本で参加しています。公開時コピー『ゆらぐ現代の愛を限りない優しさでつつむ 名匠キャロル・リードの心暖まる名作』」。とのことでした。
  この映画の舞台はロンドン。レストランのウェイトレスだったベリンダ(ミア・ファロー)と公認会計士のチャールズ(マイケル・ジェイストン)は、ちょっとしたきっかけで出会い、結婚するが、時間が経つにつれ、二人の世界観、人生観が大きく異なることを感じてくる。結婚後の陳腐さ、倦怠感は覆い隠せない。ベリンダは日増しに無口になる。早朝から一人で何処かへ出かけ、夜遅くまで帰ってこない。チャールズは、妻が浮気をしていると疑いはじめ、私立探偵のクリストフォル(トポル)に素行調査を依頼する。クリストフォルは、それから毎日のように被依頼者を尾行をする。ベリンダは仕事人間のチャールズとの生活に隙間風が吹き込むのを覚え、当てもなくロンドンをあちらこちら彷徨うだけといことが分かる。べリンダも付け回すクリストフォルの存在に気が付くが、空虚な心情の時に毎日顔を合わせるためか、何もしゃべらなくとも二人の間には好意的な感情が芽生える。今日的には、ストーカー行為なんだろうが。チャールズに調査報告がなされ、べリンダも夫が浮気調査を探偵に依頼したことがバレて噴飯ものとなるが、ここで、探偵クリストフォルがとった行為は、この夫の公認会計士が、探偵と同じ格好をさせて、探偵と同じように妻を黙って付け回す=follow Meとなり、知的職業家ではあるが嫉妬深く懐疑的な夫は、散歩の達人となって妻と出会った時と同じような新鮮な気持ちに戻り、めでたしめでたし、っていうことでエンディング。
  この映画は、実はビデオもDVDもどこにもない。前からずーっと観たい映画だったが、なんと、神楽坂おもしろ映画塾の大井塾長が、彼のドラエモン的ポケットといわれるトランクルームから取り出してきてくれたもの。NHKの衛星放送をダビングしていたため、観る事が出来た貴重な映画なのです。大井塾長に改めて感謝。

  NHK BSで、今年8月19日に放映決定。
  http://www.nhk.or.jp/bs/genre/movie_7later.html

* more...




旅する吟遊建築家で画伯の「鈴木喜一のふーらり水彩画」展
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7月前半のキイトス・ギャラリーは、夢追い画伯で吟遊建築家の鈴木喜一さんの、文字通りのニッポン、世界各地をふーらりお出かけして描いた水彩画等の原画展です。これらの作品は、上記のとおり、出版物として上梓されています。会期中は、特別に各1冊1500円でお分けしております。

なお、鈴木画伯が下記のとおり記念パーティが行われますので、興味のある方は是非どうぞ。
『ふーらり地球辺境紀行』
出版記念パーティ&暑気払い●2008年7月18日 18時30分~
場所/新宿区矢来町114 アユミギャラリーB2
会費/3,800円(本代込み・本持参の方は2,000円)
共催/秋山書店+アユミギャラリー悠風舎
http://daichinoie.blog6.fc2.com/blog-entry-2939.html



人情紙風船ってどんなフウセン?
kamifuusenn神楽坂おもしろ映画塾第22回例会は、1937年に公開された山中貞雄監督の日本映画「人情紙風船」をとりあげます。この年のキネマ旬報ベストテン第7位ですが、日中戦争に徴集されて病死した山中貞雄監督の遺作。あの黒澤明、小津安二郎からも敬愛された天賦の才能を発揮した山中貞雄監督は、河竹黙阿弥作の歌舞伎狂言を原作とし前進座の俳優である中村翫右衛門と河原崎長十郎を起用している。作家の辻邦生が、この映画については、いくらでも書ける要素があると絶賛していた。この映画が、映画塾で採り上げられてとてもうれしい。現存する山中貞雄監督作品3本のみ。その1本がこれです。70年前のこの映画が世論に問うたものは何か?そんな堅いテーマもありますが、ともかくもぼくは、圧倒されてしまいました。名作中の名作。みなさんとの鑑賞と終了後の交流も楽しみです。詳細は、後日、このブログでお知らせします。






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●「神楽坂/美女マカロン」パティシエのヒロ・タカイ氏の都合もよくなり、9月10日より再度発売します!   アーモンドブードル、粉糖、卵白、水、紅花CLA粉末、コラーゲン、無塩バター、天然塩、卵黄、あまみ等が原材料。美女になるための必須条件を満たす、ピュア美女スィーツ誕生。1個150円。
●「神楽坂/美男マカロン」パティシエのヒロ・タカイ氏の都合もよくなり、9月10日より再度発売します!   アーモンドブードル、粉糖、卵白、グラニュー糖、ビネガー、水、コラーゲン、牛乳、水あめ、食塩、生クリーム、バターが原材料。沖縄の海深ミネラル塩を使い、珊瑚のカルシウムと海のミネラルが 摂取できます。生キャラメル・セルが特徴。神楽坂の美男ダンディズムスィーツ誕生。1個150円。
●「キイトス・フロランタン」2月7日より発売中!1個200円。
●キイトス茶房の課題 “Pax intrantibus, Salus exeuntibus=歩み入るひとに安らぎを、去りゆくひとに幸せを”を謳って運営しています。
●キイトス茶房は、勉強会、ゼミ、小集会、小宴会、会合、催し物等にスペースを貸出してます。詳細は、03(5206)6657まで。


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Author:キイトス茶房/清水敬生
動物占いを一度したらペガサスだった。血液型は、世間から最低、最悪といわれるB型。身長173cmだがfat系。小学校6年の時に170cmだったから、その後、青年期に3cmしか成長していない。人生3cmの男で以後今日に至る。ヒトと特に異なる点は、内臓逆位となっているため、心臓が右にある。100万人に一人といわれて、高校の校医がX線撮らせてくれと懇願されたことがある。変わり者ではない。短気で涙脆くネガティブ性格のスノッブ系中年。現在はまっているのは、実は、ロト6。ロト6は、01から43までの43個の数字のうち、6個を選択する。選び方は全部で6,096,454通りあるが、当選のあかつきには、ゴーガン的タヒチ生活を夢見てる。従って、タヒチ妄想生活設計案だけは完成。地誌も詳しくなったが、行ったことはなし。自称、「ホモ・ルーデンス」のジョウネツカ。


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